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ロゴマークを作る際、中々決まらないものと言えば、デザインですよね。難しく考え過ぎて煮詰まってしまうといったことも少なくありません。しかし、ちょっと視点を変えたり、バリエーションを加えるだけで、素敵なロゴが出来ることも多いものです。

ここでは、親しみやすいモチーフである「ねこ」を使って、デザインを考えて行きます。ロゴ作りの参考にして下さいね。

ねこの全身を使う

ねこのロゴマークを作る際、一番単純な方法と言えば、ねこを1匹丸々利用する方法です。頭のてっぺんから足の先まで全て入れるようにねこのイラストを描くと、かなりの大きさになるので、それだけでロゴが作れます。

空いている部分に店名などを入れれば、ロゴは完成するので、とても簡単ですよね。ポイントとなるのは、イラストのタッチとねこの種類になります。繊細な感じにするのか、それともカジュアルな感じにするのかで、イラストの方向性は変わります。

また、三毛なのか、ペルシャなのか、といったねこの種類によっても、印象は大きく変わるはずです。好きなねこを選ぶのも良いですし、イラストにしやすいねこを選ぶのでも構いません。難しく考えずに、手を動かしてみると案外、簡単にロゴが出来ますよ。

尚、上級者なら、ねこの動作にこだわることがおすすめです。単におとなしく座っているだけのねこは描きやすいものの、動きに変化がなく、ありきたりな印象になってしまうことも少なくありません。それよりも、伸びをしていたり、ジャンプをしていたり、動きを想像出来るデザインにした方が、イキイキとした印象を与えることが出来ます。

他とは違ったロゴにしたいなら、動作にこだわって、デザインをすることもおすすめですよ。

ねこを部分的に使う

ねこのロゴだからといって、必ずしも全身が含まれている必要はありません。しっぽや肉球、ヒゲといった一部だけを使ったり、顔のアップや上半身など好きな部分のみをクローズアップしたり、部分的に利用することも可能です。

意味もなく、ねこの全身イラストを使ってスペースをとってしまうよりも、部分的な要素を使って、ねこの良さを引き出した方が、店名などの文字とのバランスもとりやすくなりますし、無駄な部分がなくなるので、すっきりとしたデザインになります。

ロゴマークは色々なものに印刷され、都度、大きさも変わりますが、デザインをする際のスペースは限られています。そのため、デザインでは、必要な要素を詰め込むのではなく、必要なもの以外をそぎ落とすといった考え方も大切になります。参照-ビズアップ - 会社ロゴ制作

尚、上級者向けとしては、シルエットのみでねこを表現したり、ヒゲやしっぽで文字やマークを描いたりといった工夫がおすすめです。

限られたスペースや表現方法を利用し、焦点を当てるポイントを絞ることが出来れば、効果的なデザインにすることが出来ますよ。

他のものと組み合わせる

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ねこのロゴマークを作る場合、ねこだけで済ませるのではなく、ねこを他のものと組み合わせることも1つの方法です。

月や花、果物を組み合わせたり、犬や鳥といった他の動物と一緒にしてみたり、ねこは色々なものと相性が良いので、組み合わせる選択肢は無限にあります。カフェのロゴなら、バスケットやマグカップの中に入ったねこをデザインしても良いでしょうし、コック帽子やプレートを利用しても良いのではないでしょうか。

ねこだけでなく、他のものを組み合わせることで、ロゴのメッセージ性や表現を高めることが出来ますよ。尚、ねこを他のものと組み合わせる場合、ねこを1匹にする必要はありません。要素が多くなるほど、デザインのバランスをとることが難しくなるので上級者向けと言えますが、親ねこと子ねこ、オスねことメスねこといったように、ねこの数を複数にして利用することも可能ですよ。

視点を変えてみる

ねこのロゴマークを作る場合、ねこのイラストなど、分かりやすい形でねこを利用することが多いものの、ねこの絵は使わないといった方法もあります。

例えば、三毛ねこの特徴とも言える3色の色だけを使ったり、漢字の猫という字を用いたり、間接的に利用するやり方です。

また、ねこの絵を描くにしても、イラストではなく線だけで描いたり、ねこ以外を描き、空白となった部分にねこが浮かび上がるように工夫したり、色々な方法があります。ねこのイラストに固執するのではなく、ねこから連想されるものに発想を飛ばすことが大切です。

尚、ねことは全く関係のなさそうな絨毯の絵も、ねこの足跡が模様となっており、それらが三毛を連想させる白、茶、黒の3色で描かれていたらどうでしょうか。ねこを連想させることは可能ですよね。このようにやり方次第では、一見、ねこと関係なさそうなものも、ねこと結び付けて表現することが出来ます。

デザインの可能性は発想次第で無限に広がります。頭を柔らかくし、視点を変えて考えることが大切ですよ。

色使いを工夫しよう

ロゴマークを作る際、使う色は、多くても3色くらいに留めておくことが無難と言えます。初心者ほど、多くの色を使いたがりますが、まとまりが欠け、デザインがぼやけてしまうので、多くの色を使うことは初心者には向きません。

どこに何色を使えば、デザインが効果的になるのか、全体のバランスを考えた場合、色が多過ぎてうるさい印象になっていないのか、微妙な匙加減が分からない内は、色を多用しないことがおすすめです。単色使いか、差し色として1色だけを利用する2色使いが良いでしょう。

使える色が少ないと、出来る表現も少なくなってしまうと思うかもしれませんが、そうではありません。ねこのイラストなら、目や鼻、ヒゲといった1箇所だけを他と違う色にしたり、しっぽにリボンを付け、リボンだけを異なる色にしたり、店名などの文字の1字だけを別の色にするといったように色を使えば、十分に良いデザインに仕上げることは可能です。

尚、加える色ではありませんが、使える色という点では、背景の色も利用することが可能です。必要な部分に色を付けるといったやり方ではなく、何も描かないことで色を使えるようにするので、上手く利用するには工夫も必要ですが、背景までしっかり活用出来るようになると、デザインの腕はぐっと上がりますよ。

気軽に試してみよう

ねこをモチーフにしたロゴマークのデザインについて、いくつか説明しました。初心者がすぐに出来るものから、上級者向けとなるヒントまで、色々と紹介したので、面白そう、出来そうと思えるものから試してみてはどうでしょうか。

また、ねこを例にしましたが、説明したポイントは他のモチーフのロゴ作りにも応用出来ます。デザインに煮詰まった時や困った時は、参考にしてくださいね。